阪神タイガースの不動の4番・大山悠輔選手が国内FA権を行使し、2024年11月15日から各球団との交渉が解禁しています。
勝負強いバッティングが魅力で、今シーズンも得点圏打率はリーグ2位の3割5分4厘。
2023年シーズンは全ての試合に4番で出場し、セ・リーグ「最高出塁率」となる出塁率4割3厘で、日本一に大きく貢献しました。
間違いなく今オフFAの目玉選手の1人で、動向が注目されます。
この記事では、これまでの情報から、大山悠輔選手のFA移籍先を検証・予想してみました。
ご覧ください。
大山悠輔のプロフィール
- 名前:大山悠輔(おおやま ゆうすけ)
- 生年月日:1994年12月19日
- 年齢:29歳(2024年11月現在)
- 出身地:茨城県下妻市
- 球歴:宗道ニューモンキーズ→下妻市立千代川中学校→つくば秀英高等学校→白鷗大学→阪神
- プロ入り:2017年(2016年ドラフト1位)
- 所属:阪神タイガース
- 背番号:3
- 守備:三塁、一塁
- 年俸:2億8000万円(2024年)
- 家族:妻・莉子(2021年~)
つくば秀英高校時代は春夏とも甲子園大会には出場できなかった大山選手。
白鸚大学で活躍後、2016年のドラフトで阪神タイガースから1位指名されました。
強打と堅実な守備が評価され、ルーキーイヤーから一軍で活躍。
その後4番打者としてスタメンに定着し、2020年には巨人・岡本和真選手と本塁打王争いを繰り広げ、惜しくも3本差で2位となりましたが、自己最多の28本塁打を記録しています。
2021年からはチームの主将を務め、キャプテンシーも兼ね備えた選手として阪神の優勝争いを牽引。
いつも全力で礼儀正しく、後輩思いの選手としてファンからも愛されている選手です。
2021915 神宮球場
— たんたん💜みく😀 (@Mikutankaire00) September 18, 2021
勿論本音を言えばガンガン打って欲しいけど、こんな全力疾走を目の前で見てグッと来ないワケないよね。
真面目で礼儀正しくて、虎党になる前から大好きな大山悠輔
明日も前向いて頑張れ‼️ pic.twitter.com/mTDy144ZOX
回顧…
— ゆうさん🐯 (@yusanwinwin) April 8, 2024
大山悠輔さんの退勤
帽子をとっての一礼
こういうとこやんなぁ😌#大山悠輔 pic.twitter.com/HGbUGDH4m1
そんな大山選手のFA宣言。
ファンならずとも気になります。
大山悠輔のFA移籍先はどこか予想!巨人?
大山選手はFA宣言をしましたが、「他球団の評価を聞いてからじっくり判断したい」と話しており、阪神に残留する可能性ももちろんあります。
※大山選手の阪神残留の可能性については、「大山悠輔がFA宣言!阪神残留の可能性は30%?様々な角度から検証」をご覧下さい。
この記事では、移籍するとしたらどこの球団かについて検証します。
提示条件やこれまでの大山選手の発言を踏まえて、移籍の可能性を予測してみました。
①読売巨人ジャイアンツ
現在最も可能性が高いのが、読売巨人ジャイアンツ。
5年+α1年延長の巨額提示
をしていると言われています。
仮に年俸5億円の6年契約なら、総額で30億円。
阪神が提示している5年20億を大きく上回ります。
大山選手は「関西のノリが合わない」と在京球団を希望しているという話もあり、その条件にも巨人は当てはまります。
ここまで評価されれば大山選手の気持ちも前向きに動きそうですね。
しかし、懸念点が無いこともありません。
巨人としては、4番・岡本和真選手が近い将来メジャーに挑戦することを見越しての獲得と思いますが、守備は両選手とも1塁でかぶります。
岡本選手を3塁に回すとなると現3塁の坂本選手はどこへ?
岡本選手レフトだと台頭してきた現レフト浅野選手は?
と悩ましいところ、
また、巨人は大山選手の他に同じく国内FA宣言をした、
- 甲斐拓也選手(ソフトバンク)
- 石川柊太選手(ソフトバンク)
の獲得にも乗り出しているといいます。
本当にそんな「乱獲」をするのですか?と思ってしまいますよね。
大山選手と甲斐選手は年俸ランクがそれぞれAランクとBランクなので、金銭or金銭+人的補償が必要です。
いくら巨人でも巨額すぎない?
人的補償で実力選手が取られちゃったらどうするの?
という声も上がっています。
では、大山選手の視点からではどうでしょう。
在京球団でこれ以上にない評価を得ているという点では申し分ない条件です。
ただ1つ気になるのが、大山選手は「静かな環境」を望んでいるという情報です。
大山は今後について近しい関係者に「静かな環境で野球だけに集中してプレーしたい」と希望を口にしていたという。
引用:夕刊フジ
大山選手は大学時代の恩師も「ドラフト2位で行けていれば目立たずに済んだ」と話すほど、外野からアレコレ言われずに野球に集中したいタイプ。
阪神は良くも悪くもファンが熱いので、しんどい部分もあったのではないでしょうか。
そう考えると、全国的には阪神以上に注目される巨人は向いているとは言えません。
ただこの「静かな環境で、、、」と本当に大山選手が言ったかどうかは確認ができていないので、“関係者の話”がどこまで信用できるかによりますね。
また、同じセ・リーグなため、阪神は何としても巨人への移籍は阻止しようとする可能性もあります。
総合→○
- 条件:◎
- 球団事情:△or○
- 在京:◎
- 環境:△
②埼玉西部ライオンズ
「静かな環境で野球に専念」報道でにわかに注目されたのが、埼玉西部ライオンズです。
2年連続Bクラス、2024年は91敗という歴史的最下位となった西武ですが、負け続けてもファンは温かく、痛烈なヤジが飛ぶこともあまりありません。
(実際は怒っているファンも多いとは思いますが、、、)
まさに、静かな環境で野球に集中できると言えます。
西武低迷の最大の原因は貧打なため、大山選手と同じく阪神からFA宣言した原口文仁選手のW獲りを画策していると報じられました。
しかし!
2024年11月18日に「西武FA参戦せず!」の報道が。
(潮崎哲也スカウトディレクターが)「当初考えてたところはあったんですけども。今のところ動きはありません。外国人ですね、あとは。(FA市場には参加)しないと思います」と話した。
引用:文藝春秋「真相開封35 アンタッチャブル事件史」
理由については後の章で検証していますが、残念ながら西武ライオンズの線は消えました。
総合→×
- 条件:△
- 球団事情:○
- 在京:◎
- 環境:◎
③千葉ロッテマリーンズ
報道で名前が上がったのは、巨人と西武のみですが、SNSでは「ロッテ」という声も聞かれます。
大山が西武いかないなら、ロッテちゃんがんばれば獲得できるのでは…???
— (@r_clm_) November 18, 2024
ロッテって大山獲得に本腰入れてないの?
— ゆぴいち (@Torado__es) November 18, 2024
巨人並の契約じゃなくてもそこそこの金額提示したら速攻で決まりそうだけど
パ・リーグの在京球団で、「静かな環境」にもマッチしていると言えます。
「4番一塁」には強力助っ人のソト選手が君臨し来季残留も決定していますが、35歳という年齢を考えると、来季が最後の可能性が高いです。
その後の穴埋めとしても、大山選手を獲得してもおかしくありません。
ただ今のところ獲得に名乗りを上げておらず、よほどのサプライズが無い限り可能性は低そうです。
総合→△(×寄り)
- 条件:△
- 球団事情:○
- 在京:◎
- 環境:○
西武ライオンズのFA撤退はなぜ?
大山選手に限らず、「FA市場には参加しません」と宣言した西武。
考えられる理由としては、
- 巨人の仕掛けでマネーゲームとなり、親会社西武HDが資金的に「ノー」と判断した。
- 今は選手獲得よりも体制作りが急務。
- 実は大山・原口選手から断られた。
などが考えられます。
西武ファンからは、賛否の声が上がっています。
おれが西武の偉い人でもFA参戦しないわ。
— あめのっち (@_amenochihare_) November 18, 2024
大山はチーム弱すぎて絶対取れないし原口は1塁しか守れないし、そのポジション絶対外国人とってくるじゃんね。
来年の順位より3年後を見越して、既存の戦力をしっかり育てて欲しい
西武、FA参戦諦めたみたいやけど原口も大山もいかないの勿体ないなぁ。大山なんて金額よりも環境みたいなのにな。
— ナゴ虎@ (@nagotora0413) November 18, 2024
原口選手については、獲得意向を示していると報道されたのは西武のみ。
そのため阪神残留の可能性が高まっており、そうなると同じ1塁手の大山選手は移籍を選ぶのでは?という声も聞かれます。
まとめ
この記事では、FA宣言をした阪神タイガースの大山悠輔選手の移籍先について検証して予想してみました。
現時点では巨人移籍の可能性が高そうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こちらも:大山悠輔がFA宣言!阪神残留の可能性は30%?様々な角度から検証!