元横綱・北の富士さんが2024年11月12日に逝去されたと報じられました。
享年82歳。
引退後は親方として千代の富士、北勝海の2横綱らを育て、その後は角界のご意見番としてNHK大相撲放送の解説を長年務められました。
小気味いい解説で、アナウンサーや舞の海さんとの本音のやり取りも話題を呼び、大人気に。
ここ数年は体調不良で解説を“休場”されることが多く、その容態が心配されていましたが、とうとう、、、寂しいですね。
北の富士さんの死因は何の病気だったのでしょうか?
この記事では、北の富士さんの死因といつから体調不良だったのかについてまとめました。
北の富士はいつから体調不良だった?
北の富士さんは1998年に日本相撲協会を引退したのちは、NHK大相撲中継の解説者を務めていました。
ユーモアをまじえた語り口で時に厳しく、時に温かい解説は大人気で、新たな大相撲ファンの獲得にも大いに貢献したと思います。
時々解説席がテレビに映ると、北の富士さんはいなせな着物をお召になり、たいてい顔や腕は真っ黒で片方の手だけ真っ白。
筆者はよく「またゴルフ行ってる!さすが遊び人だよ」と微笑ましく突っ込んでいました。
そんな健康的だった北の富士さんが、解説をお休みされたのは次の場所です。
- 2017年:1月場所
- 2020年:9月場所(5日目)
- 2023年:3月場所・5月場所・7月場所・9月場所・11月場所
- 2024年:1月場所・3月場所・5月場所・7月場所(初日にVTR出演)・9月場所・11月場所
2023年3月場所からはVTR出演以外は休場が続いていましたので、本格的に病気療養となったのは2023年初めと思われます。
北の富士の死因となった病気は心臓病?
北の富士さんの死因は発表されていませんが、これまで休場した際の病状から検証してみます。
2017年1月場所:心臓手術
この時は、2016年末に不整脈に伴う心臓手術を受け、自宅療養のためにお休みしています。
しかし千秋楽の放送中に電話出演するなど、重い病状ではなかったようです。
2020年9月場所(5日目):腰痛
この9月場所は初日から解説を務められていましたが、5日目の幕内解説を欠席。
理由は腰痛ということでした。
その後も度々コラムなどで、腰痛を訴えていらっしゃいましたね。
2023年3月場所~:不明
2023年3月場所からテレビ・ラジオの解説はお休みをされてしまいます。
この頃から病名については、「体調不良」としか公表されなくなります。
3月場所は解説は休んだものの、中日新聞のコラム「はやわざ御免」は時々休載しながらも継続されていました。
北の富士さん、入院していたのか。「はやわざ御免」が復活してホッとした。どうかご自愛ください。 pic.twitter.com/ehbfVXqDs8
— 川崎ドアラ (@kawasakidoara) March 15, 2023
その中で体調に関するコメントも。
本日は冷蔵庫にあるもので簡単に済ませよう。私も退院したばかりで、若隆景のこれからの長い闘病生活を考える時は同情を禁じ得ない。好漢若隆景の早期回復を祈ってやまない
引用:中日新聞「はやわざ御免」2023年3月26日
2023年2月末か3月初めまで入院していたことがわかります。
今年は大阪でてっちりと焼き肉とてっちゃん鍋を楽しみにしていたのに病気で行けなかったのが残念でした。雨の御堂筋がなつかしいです。ではまた、来場所までさようなら。
引用:中日新聞「はやわざ御免」2023年3月27日
これが最後のコラムとなり、5月場所からは休載となりました。
ありゃ、中スポでの北の富士さんの「はやわざ御免」、今場所は一切ないのか。入院中の先場所でも飛び飛びで連載があっただけに心配だ。 pic.twitter.com/8Xw8yI3FYX
— miura takahiro (@philomiu) May 15, 2023
その後あまりにも情報がないため「重病説」が囁かれはじめます。
しかし2023年9月2日に八角親方が「北の富士さんは先日、退院しましたよ」とインタビューで発言。
春先の退院後、再び入退院していたことがわかりました。
しかしよくコンビを組んでいた元NHKの藤井アナも「それほどひどい状況ではない」と話すなど、なんとなく体調悪いだけかなあとホッとした空気が広がりました。
死因:心臓の病気?癌?
しかし今回の報道によると、11月に入り体調を崩し都内の病院で治療を受けていたものの、12日に亡くなったということです。
これまでの病状から考えると、やはり心臓にずっと持病があった可能性は高いです。
一方、北の富士さんは喫煙も飲酒もされるので、肺や肝臓・膵臓の癌ということも考えられます。
こちらは、2024年7月のVTR出演時の画像。
そこまで痩せていらっしゃらないですが、少し顔色は悪く黄疸が出ているようにも見えます。
公表されていないのでわかりませんが、心臓疾患や癌が死因となった可能性があります。
北の富士勝昭プロフィール
- 名前:北の富士 勝昭(きたのふじ かつあき)
- 本名:竹澤 勝昭(たけざわ かつあき)
- 生年月日:1942年3月28日
- 没年月日:2024年11月12日
- 享年:82歳
- 出身地:北海道旭川市
- 身長/体重:185cm/135kg
- 所属部屋:出羽海部屋→九重部屋
- 初土俵:1957年1月場所
- 入幕:1964年1月場所
- 引退:1974年7月場所
- 最高位:第52代横綱
- 引退後:井筒部屋→九重部屋師匠
- 得意技:突っ張り、左四つ、寄り、上手投げ、外掛け
まとめ
この記事では、元横綱北の富士さんの死因についてお伝えしました。
2023年初めから入退院を繰り返していらっしゃった北の富士さん。
多くのファンが復帰を心待ちにしていましたが、残念ながらかないませんでした。
心より御冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こちらも:【画像】北の富士の結婚した妻は2人で婚約破棄も1回!子供は何人?