パーソナルジム「FUTURE BODY GYM」代表でボディービルダーの北井大五さんが、2024年8月19日に死去されたと発表がありました。
52歳という若さと、最近まで大会で活躍されていた中での訃報に驚きと悲しみが広がっています。
北井さんが亡くなった原因の病名は何なのでしょうか?
ステロイドやプロテインの影響があるのかも含めて検証しました。
北井大五(ボディービルダー)死去についての発表内容
北井大五さんの訃報は、交際相手のREIKAさんによって公表されました。
8月19日に亡くなったということですが、まだ52歳という若さ。残念です。
死因や病名については触れられていませんが、
亡くなる数時間前までは普通に一緒にお出かけもでき、
最後も会えて話せて看取れてよかったです。
と綴られており、寝たきりなどではなかったことがわかります。
北井大五の死因となった病気は何?ステロイドやプロテインの影響を検証
死因については公表されていませんが、これまでの病歴や状況から可能性を検証してみます。
①プロテインの過剰摂取による腎臓疾患
小学校時代に格闘技に興味を持ち、13歳からウェイトトレーニングを始めたという北井さん。
ボディービルダー歴は19歳の時から30年以上で、ご覧のように鍛え上げられていました。
ボディービルダーは筋トレはもちろん、食事も重要。
通常は糖質を制限し、たんぱく質を多く摂取することで体を作っています。
食事での摂取量を補うために、プロテインを毎日飲む方も少なく有りません。
北井さんもプロテインを日常に取り入れていらっしゃいました。
トレーニング後のプロテインタイム❗
— 北井 大五 (@DaigoKitai) October 24, 2019
ミューアップシリーズ(wildfit)イチゴ🍓
んまい😍#wildfit #ミューアップ #プロテイン pic.twitter.com/FKPLWgK3QS
しかし、たんぱく質の過剰摂取は腎臓に負担をかけることに。
過剰なタンパク質の摂取が、腎機能を悪化させることはよく知られています。その機序としては、タンパク質摂取により腎臓に負担がかかるためと考えられています(糸球体過剰濾過説)。腎臓学会でも、1日1.3g/kgBWを超えないことが、目安とされています。
引用:札幌南一条病院
そのため、腎臓の病気だったのでは?という声もあります。
北井さんは2024年1月に入院されていました。
その際は20kgも痩せたということなので、腎臓疾患により食事制限治療がなされていた可能性も考えられます。
ただ、腎臓の機能は元に戻ることがないので退院後も食事制限があるはず。
しかし北井さんは、8月3日の大会で優勝するほどに体を再び作り上げています。
そのため、腎臓の重い疾患の可能性は低いのではないでしょうか。
②過度なトレーニングによる心臓疾患
ボディービルダーやスポーツ選手など、高強度でウェイトトレーニングを行っている人の心臓は肥大し、「スポーツ心臓」と呼ばれます。
これは悪いことではなく、一度に送り込める血流量が増大して疲れにくくなります。
ただ、極端に栄養素を制限する食事管理や脱水などで血液の状態が悪くなると、心臓に負担がかかることもあるため、可能性は否定できません。
③低血糖による心不全
2000年に39歳で亡くなった、「伝説のボディービルダー」マッスル北村こと、北村克己さん。
その死因は、極限の状態まで糖質を落とす過酷な食事制限減量からの低血糖症が招いた心不全でした。
北井さんも8月24日・25日の大会に出場予定だったそうなので、厳しい減量をされていた可能性があります。
ただ北井さんはボディービルダーの中では、炭水化物も摂取するスタイルだったことがSNSからうかがえます。
今日のお弁当
— 北井 大五 (@DaigoKitai) March 18, 2023
コストコのプルコギビーフに野菜
ごはん200g
食べたら
腕トレします。
ケーキ🍰が食べたい😋 pic.twitter.com/Qim0uOtPqE
ダイエット中も大盛りごはん一杯は食べていた様子。
今日は、ステーキ。
— 北井 大五 (@DaigoKitai) April 28, 2024
息子は、ステーキ三枚と大盛ごはん3杯😋
僕は、ダイエット中なんで😂ステーキは二枚、大盛ごはん一杯でした。 pic.twitter.com/SZDOpTzpOd
そのため、マッスル北村さんと同様に考えることはできないと思います。
④ステロイドによる心疾患
2023年に46歳で亡くなった、筋肉系ユーチューバーのBigarmこと志村勝洋さん。
志村さんは2022年12月まで21年間、ステロイドを使用していたことを告白しています。
また海外では、ネーサー・エル・サンバティやZyzzなど、若くして亡くなった多くのボディービルダーの死因が、ステロイドによるものと言われています。
そのため、ボディービルダーが亡くなると必ず出るのが、「ステロイドの影響」という声。
しかし、ボディービルの大会にはステロイドを厳しく禁止している大会もあります。
北井さんがステロイドを摂取していたという確証はありませんので、安易に死因とすることはできません。
⑤持病があった
REIKAさんのインスタでの報告からは深い悲しみが伝わってきますが、「突然の出来事で混乱している」という雰囲気はありません。
亡くなる数時間前までは普通に一緒にお出かけもでき、
最後も会えて話せて看取れてよかったです。
今の私の成長は、彼あってこそです。
感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
7年半ありがとう。
どこか、覚悟をしていたようにも感じられるため、北井さんには持病があったことも考えられます。
1月の入院と関係しているかはわかりませんが、心臓や内臓などの持病が悪化してしまった可能性もあります。
まとめ
この記事では、52歳で亡くなったボディービルダーの北井大五さんの死因・病気について、可能性を検証しました。
トレーニングや減量が関係していた可能性はありますが、プロテインやステロイドが直接の死因となったことについては、確証はありませんでした。
心より御冥福をお祈りいたします。