パリオリンピック陸上・男子100mに出場する、東田旺洋選手。
6月に行われた日本選手権で坂井隆一郎選手に次ぐ2位に入り、世界ランキングにより見事代表の座を射止めました。
実は東田選手は桐生祥秀選手と同学年で、同じ近畿地区の出身。
若い頃から切磋琢磨しながら、ようやく五輪代表になった遅咲きのスプリンターです。
この記事では、東田選手の出身中学・高校・大学など、その経歴についてお伝えしていきます。
東田旺洋のwikiプロフィール
- 名前:東田旺洋(ひがしだ あきひろ)
- 生年月日:1995年12月13日
- 年齢:28歳(2024年7月現在)
- 出身:奈良県奈良市
- 身長:172cm
- 専門:陸上短距離
- 所属:関彰商事
- 自己ベスト:100m 10秒10(2023年)
奈良県奈良市に生まれた東田選手。
小学校の時は野球をやっていたそうです。
身体強化の一環として地域の陸上クラブに参加したのがきっかけで、小学6年から陸上を始めました。
2024年6月の日本選手権100m決勝で栁田大輝選手(東洋大学)に競り勝ち、2位に。
わずか0秒005の差で代表に選出されました。
パリオリンピックの日本代表に選出されました!
— 東田 旺洋 (@Alci_H) July 4, 2024
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東田旺洋の出身中学・高校・大学などwiki経歴
中学
東田選手は、地元の公立中学校・奈良市立三笠中学校に通っていました。
部活動も活発で、ユネスコ・スクールにも加盟している学校です。
明石家さんまさんの出身中学としても知られていますね!
高校
高校は、奈良市立一条高等学校に進学して陸上部で活躍します。
■高校での自己ベスト
- 100m:10秒93
- 200m:21秒43
京都の洛南高校に通う同学年の桐生選手を意識したのは、高校1年で直接対決した近畿地方の大会だったそうです。
負けてしまいましたが、その頃はまだ「同期の中で速い」と思う程度の存在だったといいます。
洛南高校は進学校としても有名なので、桐生選手に勉強のことを尋ねた記憶があるとか。
しかし桐生選手は高校3年で100メートルの当時日本人歴代2位の10秒01を記録し、「別の世界の人」になっていまいます。
東田選手は3年時のインターハイ200mで8位入賞しますが、その時の1位は桐生選手。
1秒以上の差を付けられました。
大学
大学は競技とバイオメカニクス(動作解析)が学べるという理由で、筑波大学に進学。
そこで現在も指導を仰ぐ、110mハードルの元日本記録保持者・谷川聡さんに出会います。
しかし、探究心があまりにも強く、体に合わない練習やフォームを取り入れ、怪我を繰り返してしまいます。
一方、東洋大学に進学した桐生選手は、大学3年で2016年のリオデジャネイロ五輪に出場。
4×400mリレーで日本初の銀メダルを獲得します。
「完全にテレビの向こうの世界」と思ったそうですが、同時に危機感も覚えた東田選手。
食生活から見直し、修士論文のテーマにしたスポーツ医学の知識を応用して筋肉の動きを論理的に分析。
効率の良いフォームを身に付け、大学院2年時の日本インカレで100mで初優勝を飾りました。
大学卒業後
大学卒業後は茨城陸協を経て2021年から栃木県スポーツ協会に所属。
2021年に、100mで10秒18、200mで20秒60の自己新を出し、日本選手権100mでは8位入賞を果たします。
2023年3月から、茨城県の総合商社・関彰商事の「セキショウアスリートクラブ」に加入。
2023年8月に100mの自己ベスト、10秒10をマークしています。
パリオリンピックについて谷川聡コーチは、9秒台も狙えると話しています。
「けがを繰り返していた学生の頃から比べると、毎回試合に出ているのが夢みたい」と話し「持っている力を出せば自己ベスト(10秒10)は出せる。条件がそろえば9秒台も」
引用:毎日新聞