20歳ながら、パリ五輪・バスケットボール男子日本代表メンバーに選ばれた、ハワイ大学のジェイコブス晶選手。
代表チーム最年少ですが、203cmという身長と、思い切りの良い3ポイントシュートで将来を期待されています。
そんなジェイコブス晶選手は、米国人の父と日本人の母に生まれたハーフ。
生後間もなく渡米し、2020年に帰国するまでアメリカで実力を磨いていました。
この記事では、ジェイコブス晶選手の出身高校と、ハワイ大学に入学するまでの経歴ついてご紹介します!
ジェイコブス晶のプロフィール
- 名前:熊谷ジェイコブス晶(くまがい じぇいこぶす あきら)
- 生年月日:2004年4月13日
- 年齢:20歳(2024年8月現在)
- 所属大学:ハワイ大学
- 身長/体重:203cm/101kg
- ポジション:フォワード
神奈川県横須賀市で、アメリカ人の父と日本人の母との間に誕生。
姉と妹がいます。
生後まもなく渡米し、4歳の頃に母の影響でバスケットボールを始めました。
小学生で日本のミニバスにあたるチームに加入。
当時から身長は高かったそうですが、コーチから
「身長はどのぐらい伸びるか分からないから、みんなガードとして練習する方がいい」
というコーチング受けて、小学5年生頃からはPG(ポイントカード)としてコートへ立っていたそうです。
そのおかげで、現在ではPGからSF(スモールフォワード)までこなせるオールラウンダーな選手として成長したのですね。
それでは、出身高校についてご紹介していきます。
ジェイコブス晶の出身高校は3つ
レドンド・ユニオン高校
渡米後はカリフォルニア州ロサンゼルスで生活していたジェイコブス晶選手。
高校は、Redondo Union Highschool(レドンド・ユニオン高校)に入学します。
元バスケットボール選手の中西淳さんも、レドンドユニオン高校で活躍していました。
ダイマリー高校
その後、Dymally Highschool(マービンM.ダイマリー高校) に転校。
アメリカでは、在学中に競技のために転校することが少なくありません。
ダイマリー高校では、LAシティセクション年間最優秀選手に選出されています。
東京インターハイスクール
ジェイコブス晶選手は、毎年夏と冬の休みには、横浜市にある母方の祖母の家に帰国していたそうです。
2020年の冬も例年通り帰国。
しかし、新型コロナウイルスの拡大でアメリカの高校はロックダウン。
授業はすべてオンラインへシフトし、バスケをする環境も閉ざされてしまいました。
家族と相談したジェイコブス晶選手は、日本でバスケをする環境を探すのが一番いいと決断。
祖母の家がある横浜市のバスケットボールチームをネット検索して、ヒットした「横浜ビー・コルセアーズ」に自分でWEB応募したのです。
トライアウトに合格し、2021年からU18ユースチームに加入。
昼の練習に参加できる、通信制の「東京インターハイスクール」に通う選択をしました。
それでは、その後、ハワイ大学へ進学するまでの経歴を紹介していきます。
ジェイコブス晶のハワイ大学までの経歴
横浜ビー・コルセアーズのU18ユースチーム
横浜ビー・コルセアーズのユースチームでヘッドコーチを勤める白澤卓さんは、応募してきたジェイコブス選手の
- アメリカ生まれの17歳
- 身長:200cm
- ポジション:ポイントガード
というプロフィールを見て、「冷やかしかな」と思ったそう。
あまりにも出来すぎた経歴ですから無理もありません。
しかしトライアウトに現れたジェイコブス選手は、“本物”。
文句なく、2021年1月に入団が決まりました。
入団後は、まだ体も発展途上で練習の虫のジェイコブス選手を壊さないよう、練習量のコントロールに務めたそうです。
横浜ビー・コルセアーズトップチーム
2021年9月には、トップチームとの特別指定選手契約を交わします。
17歳5ヶ月11日での入団は、B1リーグ史上最年少。
2021-22シーズンはU18ユースチームでの活動との兼任でしたが、2021年11月13日の宇都宮ブレックス戦でトップチームで初出場を果たします。
U18チームでは、B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2022代替大会で優勝。
大会MIPに選出される活躍でした。
NBA Global Academy
2022年3月、オーストラリアで開催されたNBA Global Academyトライアウトに参加。
NBAグローバルアカデミーは、アメリカ以外の世界各地から将来有望なアスリートを集め、育てる機関。
年間受け入れ人数はわずか16人までで、トライアウトを通過できるのは、世界のエリートとなりうるポテンシャルを持つ若者だけです。
そのNBAグローバルアカデミーに見事合格したジェイコブス選手。
最高の環境でバスケ漬けの日々を送り、2023年5月に米大学体育協会1部のハワイ大学への進学が発表!
2023年秋から加入しています。
Committed @HawaiiMBB ✅
— ジェイコブス晶/Akira Jacobs (@Akira_Kumagai4) May 18, 2023
Thank you to the NBA Academy and the BA Centre of Excellence for allowing me to develop in their program.
Thank you to the Hawaii MBB staff for believing in me and giving me this amazing opportunity.
Excited to begin the next step of my career!#GoBows 🌈 pic.twitter.com/up15KyCoW6
ハワイ大学を選んだ理由の1つに、通信制高校という経歴からアメリカの大学進学という煩雑な手続きを快くやってくれた大学の姿勢があったようです。
ルーキーイヤーとなった2023-2024シーズンは、34試合中28試合の出場で、1試合平均2.4得点1リバウンド。
シーズン序盤は出場機会がほとんどありませんでしたが、中盤から徐々に持ち味を発揮しています。
コロナ禍を乗り越え、1歩ずつ確実に、夢に向かって歩みを進めているジェイコブス晶選手ですね!
まとめ
この記事では、バスケットボールのジェイコブス晶選手の出身高校、ハワイ大学までの道のりをご紹介しました。
将来の日本代表を担う選手として期待されているジェイコブス晶選手。
これからも応援していきたいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こちらの記事も:【画像】テーブス海の父はイケメン指導者で母は美人!弟もバスケ選手!