「松山ホステス殺害事件」の犯人で、15年間の逃亡生活を送っていた福田和子。
時効まであと21日で逮捕されたニュースは、当時のワイドショーを賑わせました。
逮捕のきっかけとなったのは、福田和子が常連客として通っていたおでん屋さんの通報です。
そのおでん屋の名前は「園(その)」で、現在は閉店しています。
この記事では、
- おでん屋「園」の場所
- どんなお店だった?
- 通報・逮捕の経緯
- 閉店の理由
これらについてお伝えしますので、ご覧ください。
福田和子を通報したおでん屋の名前と場所は?
そのおでん屋さんは、福井駅近くにあった「園(その)」です。
- おでん屋「園」
- 福井県福井市大手2丁目2
お店のあった周辺は区画整理によって現在はすっかり変わっており、店舗もありません。
福田和子が通っていた当時は、次のようなお店だったそうです。
- 木造2階建ての1階がお店
- こじんまりしていた
- フラッと寄れる雰囲気
- 昼間からカラオケができる
その頃はカラオケBOXなどなかったため、昼間から飲み食いしながらカラオケができるお店は貴重で、常連客で繁盛していたといいます。
福田和子逮捕の経緯
各地を転々として逃亡していた福田和子ですが、逮捕の1年ほど前からは福井を拠点としていました。
和子が溺愛していた息子によると、和子は基本的に「寂しがりや」だったそうです。
※息子の現在については、「福田和子の息子は57歳で鉄工所社長!結婚して子供も」をご覧ください。
そのためか、ホテルの女性従業員とドライブに行くなど、逃亡者と思えぬほど周囲と交流をしていたといいます。
そしてフラっと入ったおでん屋「園」でも、「中村麗子」として常連客となったのです。
一方、時効が迫った警察は懸賞金をもうけ、美容整形をした病院が提供した400万円と併せて、500万円の懸賞金がかけられました。
テレビでも盛んに福田和子の映像や、声が流れるように。
それらの報道を見たおでん屋の常連客と女将は、「麗子ちゃんに似てる」と警察に連絡。
証拠として指紋のついたビール瓶とマラカスを提出し、確信した警察によって、1997年7月29日に逮捕に至りました。
おでん屋「園」には懸賞金500万円が支払われましたが、全て寄付したそうです。
福田和子を通報したおでん屋「園」は現在は閉店
実は、福田和子の逮捕後もおでん屋「園」は営業していました。
中には「常連客を売った」という嫌がらせの電話もあったようですが、繁盛していたそうです。
ご主人も女将さんも真面目で気さくな方ということで、地元で愛されたお店だったのですね。
ただ、女将さんはマスコミなどの取材は一切断っていたとか。
駅周辺の区画整理で立ち退きをせざるを得なくなりましたが、場所を移転してお店は継続。
しかし、お店の中心だったご主人が亡くなられ、2019年3月31日をもって閉店されました。
女将さんも現在は70歳を超えていらっしゃいます。
まとめ
この記事では、福田和子逮捕の決めてとなった通報をしたおでん屋さんについてお伝えしました。
- おでん屋「園(その)」
- 福井駅の近く
- 地元の常連客で繁盛していた
- ご主人が亡くなったことにより2019年3月に閉店
思わぬ事件の舞台となり注目されてしまったおでん屋さん。
福田和子も危険と知りながら通ってしまう、温かいお店だったのでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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